2022年10月に約1年半運営してきたウマ娘のサークルを解散した。
サークルを解散するまでの1年半で学んだことを2022年も終わるのでここに供養したいと思う。
いわゆるオンゲーのギルドも会社組織みたいなもんだと思うので、仕事にも役立つかもしれない。
考え方的なこと
細かく言及するようなことでもないので軽く羅列
- 自分や周りの人が当たり前のようにできても、それができない人はいる
- 守れない人の多いルールはそもそもルールが破綻してることの方が多いから考え直す
- 何でも一人で抱えすぎない
- 協力的な人を見つけて巻き込む
- 運営メンバーの考えはちゃんとアウトプットする
- 多様性に配慮する
テキストコミュニケーション
古くはIRC、今はSlackやDiscordで仕事でもプライベートでもコミュニケーションを取る人間なのでテキストチャットでのコミュニケーションに関する知見はそれなりにあると思うがそれでも学ぶことは多かったと思う。
Webページのスクショや拾いモノ画像は貼るな、URLを貼れ
これスマートフォンネイティブの人がやりがちだと思っているんだけど、スクショは下記のような点で圧倒的にURL+埋め込みの情報表示に劣るので本当にやめた方がいい。
- ソースとしての信頼性が低い
- 更新に追従しない
- テキストのコピーができない
- これは一部の情報において致命的
特に上の2つは軽視してる人が多いんだけど、デマが広がったり情報が誤解されたまま解釈されるとかあるので本当に良くない。
ウマ娘愛好会では基本的にWebページのスクショを貼るのを禁止していて、必ずソースのURLを貼るようにお願いしていた。
これはTwitterから拾った画像です、とかYouTubeのスクショとかも同様。どれも該当するパーマリンクが存在するんだからそれを貼ってくれ〜〜〜〜〜〜〜
Bot導入
積極的に導入せよ、いなくて困ることはあってもいて困ることはそんなにない。
あなたがNode.jsの書けるソフトウェアエンジニアなら自分でBot書くのもあり。
ウマ娘愛好会は最終的にサークル加入からメンバー管理、通話の読み上げ、ファン数の管理まで全てBotで行われるようになった。
適切なロール運用
最低限運営メンバーとそれ以外、くらいのロールはあった方がいい。
運営メンバー以外のロールはeveryoneでもよさそう。
everyoneの権限をデフォルトから削るのは、メンバーにかなりの不便を強いるのでやめるのが吉。
ちなみにウマ娘愛好会ではeveryoneにはデフォルトに+でイベント管理や絵文字管理の権限をつけていた(メンバーでも使いやすくなるように)
最多の頃で120人以上メンバーがいたけど、悪用されたことはない。
適切なテキストチャンネルの分割
話す人間が多くなってくるとテキストチャンネルの分割は必須になってくる。アクティブで喋る人が4-5人くらいでもう分割を考えた方がいいと思っている。
ゲームのDiscordサーバーなんかだと分け方は分かりやすくて、コンテンツとか目的で分けると吉。
その他だと以下のようなチャンネルが作られると良いと思う。
- イベント系
- イベントの情報を話すチャンネル、規模によってはイベントごとに作ってもいいだろうし、イベントだけでまとめててもいいと思う
- 攻略系
- 攻略情報を貼るようなチャンネル、コンテンツによって必要なことが違うゲームはできる限りコンテンツごとに分けた方がいい。例えばウマ娘だとチャンミと競技場で必要な育成方法が全然違う。
- ガチャ報告系、愚痴系
- 一般的に聞きたくない、見たくない人が一定層いるものを隔離するチャンネル。人が増えてきたらあった方がいいし、人が増えてなくてもガチャ結果系は隔離した方が平和を保てると思う。
- ゲーム外の雑談チャンネル
- 運営メンバーとのコミュニケーションチャンネル
- これは重要、ちゃんとメンバーとコミュニケーションしよう。一方的なやり方だと誰もついてこない。
- お知らせのチャンネルは運営メンバーだけ書き込めるようにしておきましょう
ボイスチャンネル
ボイスチャンネルの有無はサーバーの方向性によりそう。個人的にはあってほしい。
聞き専の人の参加ハードル下げるために読み上げ系botは必須。音楽再生Botとかはお好みで。
あらかじめ想定されるチャンネルを作っておくのもいいけど、それ以外に雑多に使えるように一時的なボイスチャンネルを作れるBotを導入したりすると便利。
サークルDiscordサーバーの今
解散して3ヶ月が経とうとしているウマ娘愛好会のDiscordサーバーだが、未だに毎日誰かが喋っている状態。ここから一緒に他のゲームをやったり、相変わらずウマ娘の話や競馬の話をしたりで盛り上がっている。
跡地としてはまあ成功したんじゃないか。
最後に
まとまらなかった。今後もうこんな規模のDiscordサーバーを運営する機会はたぶん来ないが、いい勉強になった。